第2356回例会
第2356回例会(2025年2月17日)
「地区大会青少年プログラム〜模擬裁判報告〜」
瀧澤 隆之介 会員 卓話
1 昨年の地区大会の青少年並行プログラムにおいて、模擬裁判を実施したので、その模様を報告いたします。概要は、以下のとおりです。
日時:令和6年11月10日 10:30~12:00
場所:グランドメルキュール札幌大通公園 クリスタルホール
参加者:インターアクター、ローターアクター(合計70名程度)
タイムプログラム
10:30 地区大会本会場から青少年並行プログラム 会場(クリスタルホール)へ移動開始
10:45 講演開始
12:15 講演終了
12:30 コーヒーブレイク
13:10 コーヒーブレイク終了、本会議場へ移動
13:20 本会議場へ合流
2 模擬裁判は以下のように進めました。
・模擬設例・刑事裁判のキーワードに関する解説を記載したレジュメを事前配布。
・当日は模擬設例を基にした刑事裁判をキャストに演じてもらい、刑事裁判の流れをみてもらいながら、要所要所で演技を止めて、刑事裁判を理解するのに必要な箇所について、司会(私)が解説を加える。
・最後に量刑については参加者でテーブルディスカッションをしてもらい、テーブル毎に結論を発表。
3 模擬設例は、以下の模擬設例を設定しています。出村ガバナーと同姓同名の被害者にご登場いただきました。
<模擬設例>
・被告人は札幌市内に居住している。
・被告人は40代男性である。
・被告人に前科はない。
・被告人と出村知佳子はロータリー商事株式会社に勤めている同僚同士。
・被告人は、仮名を使ってSNSをしており、インターネット上で日常の出来事を投稿していた。
・ある日、ロータリー商事株式会社で、会社の金庫から10万円が盗まれるという事件が発生した。
・被告人は、SNSのX上に、「窃盗事件の犯人はデムラに違いないwwデムラの電話番号は、090-○○○○-○○○○」と、投稿をした。
・その後、被告人の投稿がインターネット上で拡散され、出村知佳子の携帯電話にも1日に何件もの無言電話やいたずら電話がかかるようになったため、出村知佳子は携帯電話を変えなければならなくなった。
・警察の捜査により、投稿を行った者が被告人であることが判明した。
4 キャストは、以下のとおりです。皆様の演技が光り、見応えのある模擬裁判が展開されました。
裁判官
阿部 竜司 さん(札幌モーニング)
検察官
谷 可奈子 さん(千歳RAC)
被告人
西村 英晃 さん(恵庭)
弁護人
大舘 政弘 さん(札幌北)
5 模擬裁判の後、量刑についてテーブルディスカッションをしてもらい、それぞれのテーブルで発表してもらいました。
6 プログラム後、各インターアクターが集まり、自主的に催し物を開催し、交流を楽しんでいました。聞くところによると、インターアクターがひとつのところに集まる機会は限られているようで、青少年並行プログラムがそうした場面のひとつのようです。今回、多めのコーヒーブレイクを取りましたが、こうしたインターアクター間の交流を取る時間を十分確保できて良かったと考えています。