第3回クラブフォーラム
第2327回例会(2024年5月13日)
「ロータリーと私〜ROTARYと出会い、人生を豊かに〜」
地区青少年奉仕委員長 西村 英晃 様
私が最初にロータリーと出会ったのは青少年交換に応募をさせて頂いた2000年です。現在の私の所属クラブであります恵庭ロータリークラブにスポンサーをして頂き、オーストラリアへ2001-2002年に派遣されました。その当時はロータリークラブとは?何をしている団体?と、よくわかりませんでした。しかし、出発までにスポンサークラブや地区の方々が手厚くご指導くださり、現地でのホストクラブ、ホストファミリーとの1年間を満喫することができ、帰国後のレールをひいてくれたと思います。
青少年交換終了後はROTEX、現在では青少年学友と呼ばれています立場になりました。ROTEXは卒業がなく青少年交換の帰国学生は皆ROTEXと呼ばれ、世間では青少年年交換に関わるジュニアカウンセラーの役割を担っております。そのため現在でもROTEXです。正直当地区はROTEXの活動が活発ではなく、ROTEXの必要性の見直しなどで数年前より当地区内でも活動の幅も広がってきております。現在ではZoomを利用し帰国後の未来を語ったり、コロナ禍前は受け入れ学生と、主に山登りをしたり、派遣候補生向けのオリエンテーションに参加しアドバイスをしたりしております。こうして帰国後も青少年交換にROTEXとして関われることは、当時の楽しかったこと、辛かったこと、やっておけばおかったことなどをこれからの学生に伝えられる良い機会となっています。現在は、彼らがより充実した青少年交換ライフを送ってほしいという気持ちでお手伝いさせて頂いております。
高校を卒業、専門学校へ入学したころから千歳ローターアクトに入会させて頂きアクトとして活動もさせて頂きました。当時のアクトは30歳が卒業ということで私の青春時代はアクトで終わりました。卒業までの間に沢山の出来事がありました。私の中でアクトの楽しみは海外研修でした。海外へ地区内アクターと研修へ行き現地のアクトとの交流をするという普通の旅行では味わえない国際交流。思い出深いのは台湾でアクトの地区大会へ出席させて頂いたことです。また、当時知り合ったアクトと現在でもやり取りがあります。アクトの活動は様々でした。ロータリーの地区大会でのブース出展、青少年向け並行プログラムへ参加と、このような行事を通して、スポンサークラブの方々にとどまらず、多くの方々と交流をさせて頂く機会を与えて頂きました。こうした中から礼儀や服装など、世の中を知る良い機会となりました。また、学びも様々でした。千歳ローターアクトの会長を務めさせて頂き、最後の一年は地区代表のお役を頂くことも出来、大変充実した20代を過ごしました。地区大会、北海道交流会、全国研修会などなど、これらの行事から得たことはたくさんあります。行事やイベントの企画力、人との付き合い方、またロータリーの行事とリンクする部分も有った為、ロータリアンになってから行事等を理解する上で困らなかったことも良かった点かなと思います。
9年前にロータリアンになり、ロータリーと出会った私の原点であります青少年交換事業を地区委員、委員長としてお手伝いできる事、大変うれしく思って活動をさせて頂きました。地区活動の中からの出会いもあり、以前も地区指導者育成セミナーへ登壇させていただいたり、RLIでのディスカッションリーダーへのお誘いを頂いたりと、言わば高校3年生から始まった私のロータリーライフ、現在40歳までの間に多くの事を経験させて頂き、成長させて頂き、お金には変えられない多くの財産、日本・海外に多くの交友が生まれました。
本日のタイトルにもございます豊かな人生、ロータリー人生と共に私の体もだいぶ豊かになりました。体重はロータリーと出会ってから13kg増えました。青少年交換で身に着けた英語力、コミュニケーション力、国際感を日常の生活にも役立てられております。仕事は元より、海外で定期的にメーキャップに訪れていたロータリークラブとのご縁から、千歳ロータリークラブ様の友好クラブ設立の際にお手伝いをさせて頂くことができ、また、メーキャップ先のロータリークラブでの活動にも参加をさせて頂いております。このような人と人のつながりも、ロータリーというキーワードから生まれた貴重なものだと思います。最後になりますが、この青少年交換との出会いから、子供たちの成長、国際感を若いうちに味わう経験、いかにこれをより多くの方々に味わって頂くか、そんな思いから、民間でもできる国際交流はないかと考え、ロータリーで知り合ったロータリー仲間の協力サポートも頂き、北海道とも友好州でありますハワイ州の子供と北海道の子供とのスポーツ交流事業の実施をコロナ禍の前に2回開催することができました。この企画もきっとロータリーに出会っていなければ成しえなかった事と思っております。
青少年交換で身に付いた国際力、ローターアクトで得た行事の企画運営力、多くのロータリアンとの出会い、ロータリアンになって出会った日本国内外のロータリアンとの交流、青少年交換で出会った多くの学生たちの笑顔。このたくさんの財産が宝の持ち腐れとならないよう、今後も死ぬまでロータリー人生を満喫し、17歳で青少年交換との出会いから始まったこのご縁の恩返しをして行ければと思います。もし、ロータリーと出会っていなかったらこんなにも心豊かな人生はなかったと思います。
ご清聴いただきありがうございました。