第2324回例会
第2324回例会(2024年4月8日)
「国際奉仕委員会について」
国際奉仕委員長 出村 知佳子 会員
本日は国際奉仕委員長としてお話させて頂きます。ロータリーの国際奉仕は、海外のクラブと交流を深めたり、国際大会に参加することも立派な国際奉仕の活動で、全てが平和の構築に結び付いていますが、ロータリー財団のプログラムを利用しての人道支援事業はやはり主流な国際奉仕の活動と言えます。
本日は「重点分野」の中で、「水と衛生」を中心にお話させていただきます。 「水と衛生」WASHは、「持続可能な社会」を築くために不可欠な要素です。しかし、世界のあちこちでまだまだ水不足や衛生状態の悪さが深刻な問題となっています。特に途上国や貧困地域では、清潔な飲み水や適切な衛生設備にアクセスすることが困難な状況が続いています。私たちは、WASH(Water, Sanitation, and Hygiene)と呼ばれる取り組みを通じて、水と衛生の改善に取り組んでいます。そして私たちの地区でもロータリー財団のグローバル補助金を使用して、そのアクションを行っています。
紹介させて頂く「WASH」のグローバル補助金は、2019-20年度に承認を頂いたものですが、現在も子供達への手洗い習慣のトレーニングを続けることで、持続可能な「水と衛生」の供給と子供達の衛生習慣の定着を実現し、社会に大きな変化を与え、人々の生活を向上させることができます。
また、私たちの環境保護のグローバル補助金事業も推進中です。地球環境の保護とも深い関わりがあります。メコン川を守るという共同目標の下、周辺諸国にて環境教育事業を行い、同時に分別リサイクル事業のしくみを導入し、社会に環境を守る取り組みを行います。
このように、私たちの活動は単なる地域的なものにとどまらず、ロータリー財団の力もお借りして、グローバルな視点で展開されています。特に、メコン川のような国境をまたぐ重要な河川等や環境保護という大きな課題に関しては、複数の国が共同で取り組む必要があります。私たちのロータリークラブは、人々の健康や生活条件を向上させるだけでなく、貧困削減や教育の促進など、さまざまな社会的な利益をもたらし、地域に大きな変化を与えます。 そして、このように路上生活をしていた少女がロータリーの職業訓練事業で人生を変え、事業実施の若き担い手となっているように、ローターアクター等多くの若い世代がこの取り組みを一緒に行っています。更に当地区ではその様子を見るための訪問ツアーを企画、実施しております。是非皆様もこれに御参加頂き、ドラム缶等で水を運ぶのではなく、水装置を実施し、「WASH教育」や「リサイクル石鹸の製作販売等」で経済的にも持続可能を実現するこのグローバルの様子を御覧頂ければ大変嬉しく存じます。
そしてこれらグローバル補助金事業には、持続可能なものにするための教育(トレーニング)がとても重要で、それは音楽やダンスを用いたりすることで、より子供達が関心をもち、記憶にも結び付いて効果的なトレーニングとなります。
地域や国境を超えて取り組むことで、世界中により良い未来を築くことができます。
皆様のロータリー財団への御支援に感謝して結びとさせていただきます。ありがとうございました。 皆様のアクションでより魅力的な活動となり、今後も多くのロータリーのマジックが生まれます様引き続きお一人お一人の御活躍をお願い致します。