第2308回
第2308回例会(2023年10月2日)
「2510地区RYLAセミナー」
地区青少年養成プログラムRYLA 斉藤 朋博 委員長
2023年5月20日、21日に会場145名、オンライン71名の計216名のご参加を頂き、札幌グランドホテルにて全国RYLA研究会を開催致しました。三木明RI財団管理委員、佐藤芳郎RI理事を大会会長として全国から多くのRYLA関係者が一堂に会し、情報交換、研鑽に励みました。
私は日頃のRYLAの悩みや、今後の展望、学友会の位置づけなど課題を解決する時間となりました。三木明RI財団管理委員を通して、RI会長から手紙を頂きましたので、出村ノミニーに代読して頂きました。皆様からご意見、アドバイスを頂きたいという事で、2510地区のRYLAについて報告させて頂きました。西方会長のご指導のお陰で2週に渡る、RYLAセミナー、全国RYLA研究会を無事終えることが出来ました。
私は2018年に香川県小豆島(余島)ジャパンライラセミナーに参加しました。2018年がその後、人生にこんなにも変化を及ぼす年になろうとは思ってもみませんでした。余島でRYLAと出会い、研究会、地区大会、現在に至ります。
RYLAとの出会いですけれども、RYLAは参加する青少年のみならず、関わるロータリアンにも非常に大きな影響を与えることが出来る取り組みであると感じております。なぜRYLAはこんなにも私を魅了するのか。それは今井鎮雄元RI理事や、深川純一PDGの哲学、熱い心があり、それを受け継ごうとする2680地区の皆様の存在があるからだと思います。熱い心は若者に伝わり、それがまたロータリアンに伝播いたします。この連続こそがRYLAの魅力であると感じております。
RYLAプログラムについて言えば、そこに「終了後への願い」の意識があるか、ということであろう。RYLAの非日常性を考え合わせると「この生活に集まる受講生」に意を払うのと同様に「この生活から戻っていく受講生」にも同じライラの一員としての具体的な励ましを当該プログラムとするべきである。プログラムは娯楽の羅列ではなく、スタッフと受講生で築く生活そのものであるからだ。以上のように参加者から頂いたコメントを見ると、グループへの働きかけを行う中で、多様なリーダーシップに気がつき、RYLAが目指す全人的発達につながっている事がわかります。
参加者の声
・リーダーとは「周囲をまとめて引っ張るタイプ」というイメージが強かったが、サポート、倫理観、行動力、寛容さなど、様々なリーダー像があることに気が付いた。
・相手の話を受け入れることの大切さを感じた。
・実際に活躍する経営者の考え方、判断力など刺激的だった。
・漠然としていたリーダー像が具体化した。
・信頼し、信頼される事がリーダーにとって大切だと感じた。
・ロータリーの奉仕活動に興味が湧いたので、ローターアクトに参加したい。
一日目は、今井鎮雄先生の石碑にある「人と出会い」の部分であります。委員会活動報告~4委員長に参加頂く事で、参加するロータリアンを増やして、認知度を高めるねらいがあります。アイスブレイクでは、紐を使って蜘蛛の巣を作るという課題が与えられました。ここで印象的だったのが、「おとなしそうな女性」が実は蜘蛛マニアだという事を告白し、こだわりのある蜘蛛の巣をチームでつくる為のリーダーシップを発揮した事です。出村ノミニーの講話では、Q.リーダーシップとは何か?A.周りをまとめあげ、引っ張るスキル、私もそう思う、私も、私も。という回答が多く聞かれました。
二日目は「神と交わり」ですから、皆様ご存知の、羽部パストガバナーの法話からはじまります。その後、外部講師をお呼びして講義をしていただきました。すすきので70店舗以上経営している(株)APRグループ、35歳で社長を務める青木氏が「いかにリーダーシップを発揮してコロナを乗り越えてきたのか」というお話を伺いました。質疑応答では、次々と積極的に質問が出て、参加者の反応の良さに驚かされました。
少し疲れて来た頃、大自然の中で一人物思いにふける、思索の時間を過ごして頂きました。これも2510地区では初の試みであり、これが印象的だったという参加者の声が得られました。カウンシルファイアでは、少し燃えすぎておりますが、自身と向き合う時間を過ごして頂き、余島で習った「我はふくろう」を歌いました。この歌を聞くたびに、余島で過ごした感動的な時間が蘇ります。その後フォーラム発表の準備へと進んで参ります。
三日目はいよいよ「愛の火のもえるところ」でございます。玉井デジグネートにロータリーにおけるリーダーシップの講話を頂いた後に、フォーラムへと移って参ります。フォーラムでは、各グループ人数が6~7名ですから、全員で役割分担を行って発表する形となりました。
初日の夜、出村ノミニーから投げかけられた質問「リーダーシップとは何か」その時は「まわりをまとめ上げ、引っ張っていく事」と一様に答えていましたが、フォーラムを通して、様々なリーダーシップがある事に気が付いてくれたようです。
まだまだ小さなRYLAセミナーですが、一人一人の参加者を大切にして、運営していきたいと思います。
◯2510地区の課題
・RYLAセミナーの認知度
・RYLAに関わるロータリアンの不足
・RYLA学友会の活動
①2510地区ではRYLAの認知度は低く、参加者集めに苦労する事が多くあります。今年度はガバナー公式訪問でRYLAの話をして回って頂きましたが、それでもやっと13名でした。頻繁に参加頂いている米山奨学生、学友からは金曜が絡むと研究などで参加できないと断りを受けてしまいました。
②①ともつながりますが、関わるロータリアンの不足が挙げられます。2680地区を見ると一生RYLAをやっていこう!夫婦でカウンセラーをやろうという先生が多く見受けれらます。2510地区をみると終身RYLA委員は今のところ、私と前委員長の西方さん、前々委員長の長田さんくらいでしょうか。RYLAセミナーの認知度を高め、意義あるセミナーを開催する事で、「終身RYLA委員」を増やしていく事が急務であります。
③最後にRYLA学友会では前委員長の西方年度に立ち上げられました。本日PC担当を担っていただいている佐藤直輝学友会会長にご尽力いただき、学友の集いの開催にこぎつけた所であります。今年の9月にも開催し、学友会の求心力を高めていく事、RYLAセミナーの運営に力を貸して頂く事、その他の活動や、ローターアクトに迎える事につなげていきたいと思っております。
本日皆様の貴重なお時間を頂き、ここに立たせて頂いたのは、「皆様に知って頂き、是非ご意見を頂きたい」という思いからでございます。
どうか今後の2510地区のRYLA発展のためにご指導頂きますようにお願い申し上げます。
ご清聴いただきありがとうございました。
2023年9月22日に第2回学友会を開催。RAC前年度、現会長にも参加していただき、親睦を深める機会となりました。
次回RYLAへの参加、運営への参加、ローターアクト、奉仕への参加が期待されます。
1日目はRC、RYLAを知る事、新たな出会いと親睦を深める事を重要視しております。2日目は外部講師によるリーダーシップ講演、レクリエーション、思索の時間、カウンシルファイアで自分と向き合った上で、フォーラムに向かいます。3日目はフォーラムを通して3日間の気づきをまとめていく構成となっております。