第2296回

第2296回例会(2023年6月19日)

「第5回 ロータリー情報」
クラブ情報委員会 ロータリー情報担当
竹原 巖 会員

 
 私の最後のロータリー情報をお伝えします。ロータリアンは職場あるいは地域社会のリーダーであり、その考えや行動は他の模範となるべきであると思っています。私自身の反省を含め日常気付いたことをいくつかお話します。
 10数年前のことですが、中村記念病院に入院していた姉を息子と一緒にお見舞いに行ったときのことです。道路を挟んで病院前の駐車場に車を止めて、信号のない所を横断しようとしたら息子に止められました。「社長は会社あるいは団体の長もしている、誰に見られているか分からないこともあるが、他の模範とならなければならない」と諭されました。しかし、学習効果がなく、その後もスピードや一時停止の違反を一年に一度くらいの頻度で起こしていました。言い訳になりますが社用や会議が重なり、如何に早く目的地に着くかを常に考える毎日だったので、ついつい交通ルール順守の運転にならなかったようです。2018年に会長職に就いてからは順守運転を心掛け、現在はゴールド免許の保持者となっています。
 温泉やゴルフ場でお風呂を利用することがあると思います。使い終わった洗い桶を皆さんどのようにしていますか?気になるので観察しているが、7~8割の方が使ったままにしておく、極端な場合は使い終わったお湯も入れそのまま放置する、2~3割の人が元に置いてあったように風呂椅子の上に伏せて置くです。新しく入浴する人は優先的に伏せてある風呂桶のところを利用します。次の人が気持ちよく利用出来るように、使用済みの風呂桶は、使い終わったらシャワーで軽く洗い、伏せて置くようにしたいものです。
 同じように、トイレの洗面所の利用についてです。手を洗うと水が回りに散り汚れるのが一般的です。使用後はペーパータオルで軽く拭くようにしましょう。ウズベキスタンに観光旅行に行ったとき、ラクダに乗って砂漠のなかの世界遺産を観光しました。その時、洗面所を使用しましたが、凄く汚れており持参のテッシュペーパーで拭いておりました。それを見ていた地元のウズベキスタン人が「グット・ジャパニーズ」と親指を立て褒めてくれました。日本人の清潔を大切にする行動が理解された気がしました。
 会議等の各種集まりの集合時間ですが、開始のギリギリに行くのでなく、予定の10分前には到着するように心がけましょう。私の同業者の社長ですが、いつも開始直前の会場入りで、既に集まっている人や主催者から白い目で見られ悪評をかっていました。また、各種の出欠案内は、差出期限が書いてありますが、到着したら直ぐに返信するようにしたほうが案内者も安心です。会合の時間は10分前、出欠案内はすぐに返事、余裕を持った行動が相手への思いやりにつながります。
思いやりついでに、携帯電話への通話についてです。わが社では外出している場合、用件はメール等で連絡することにして、携帯電話には連絡しないことに決めています。客先で重要な商談中かもしれないし、電話に出にくい状況かも分からないので、直接電話をかけることを禁止しております。
 ロータリアンは他人を思いやる心と、リーダーとしての自覚を持ち、行動されることを希望して、私の最後のロータリー情報といたします。

(原文のまま掲載)