第2258回例会

第2258回例会(2022年5月30日)

「笑顔の秘訣」
藤城 英明 会長 卓話

 今回、藤城さんは、「なぜいつも元気で笑顔でいられるのか?」 というテーマを頂きました。(例会終了後、阿部弘副委員長からご感想を伺い、会社に帰って松浦元会員に相談し、認識を新たにしましたので、卓話の内容と多少異なりますがご了承願います)
 私は、会社創立から5年くらいの30歳から35歳くらいの間は、設計や製図・現場作業も雑用もなんでも自分でやっていて、とても多忙で、時折、人の怠慢やミスに対して怒鳴り声をあげて怒るようなとても近づきがたい人物でした。今では別人ですが、それが変わったきっかけを自分では良く分かりませんでしたので、共に働いて、いつも様子をみている元会員の弊社専務の松浦康雄さんに尋ねました。「社長は斎藤一人さんを知ったころから変わったかな」と教えてくれました。
 皆さんには、私が追記した「ベンジャミンフランクリンの13の徳目」(資料添付)というのを私が社会奉仕委員長の時にクラブフォーラムでお配りしたものがあります。その中で斎藤一人さんの考えもご紹介している部分があります。
 13の徳目に出会う前、当時、私は、元気でパワーがあり、なんでも突破する勢いを自分は持ち合わせていて、まったく良くない方向でも、何でも実現してしまう恐ろしさを自分でも感じておりました。自分は、どこに道筋を定めて良いか考えていたころ、ナポレオンヒルプログラムのポジティブメンタルアティチュードを知り、その一部、成功の定義に感銘を受けました。「成功」とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標(願望)を黄金律(自分がして欲しいと思うことは、何より他人にそうして上げること)に従って、一つ一つ実現していく過程である。
 また、もう一つの教えとして、「人は常に己の限界に挑戦すべきである。手持ちの能力の範囲内に安住していては、人生の醍醐味を味わうことが出来ないのだ・・」です。
 次に、斎藤一人さんの「つやこ(艶と言葉)の法則」に出会いました。 成功している人は皆、顔と頭に艶があって、天国言葉(ついてる・感謝してます・ありがとう・嬉しい・楽しい・ゆるします・しあわせ・愛してます)を話している。そして地獄言葉(ついてない・不平不満・グチ・泣きごと・悪口・文句・心配ごと・許せない・恐れている)は絶対に言ってはいけません。 
 マネするだけでいいからやってごらん。出来たら嫌でも成功するから。
私にとって、これはすごく簡単で、やってみることが出来ました。多分ここから私が大きく変わっていき、周りに感謝の言葉をいうことが出来、徐々に自分と皆が幸せになっていく姿をみれるようになっていったと思います。
(納税額日本一の斎藤一人さんは、仕事も健康も両方成功する方法を提案してくれています。興味のある方はYouTubeでも見られます。)
 そして、突然起こった大震災により使命を感じるようになりました。東日本大震災から、日本の為に、真冬でも暖房機なしで暮らせる家が必要。日本一性能の良い住宅を提案、すると日本中の専門家と関わりが持てるようになる。
 消費税が8%に増税されるタイミングで、性能重視から住んでてお金のかからない燃費重視の誰でも買える高性能ローコスト住宅「ゆきだるまのお家」の提案。そして大ヒット。さらに船井総研全業種数千の会社の中からグレートカンパニーアワード2017顧客感動賞を受賞。そのご縁で全国の工務店に技術提供。取り入れたある新潟の会社は会社設立3年で弊社と同じ年間100棟受注する会社になっている。
 次に川内玄太会員も参加した環境先進国の視察。ドイツ(パッシブハウス)・スイス(ミネルギー住宅)・オーストリア(木造のビル建築)・デンマークなど海外視察から、日本の住宅の現状の性能レベルの低さを認識。 日本は毎年毎年90兆円を超える金額を払って化石燃料を買い、温暖化を促進しているばかりか、さらに国民は購買力を失っている現状を知ることになった。国民の為、北海道民のためにできることは何か。健康・消費を担う住宅とは国民生活そのものである、よって住宅づくりは国づくりであることを大きく認識し、新たな住宅を提案したのがノースランドプライドというブランドです。

①誰でも買える価格に近付けること。
②札幌の緯度は南フランス北イタリアであることから、冬の日照は意外と強くて多い(窓ガラス1㎡800ワットくらい、電気ストーブ並みの威力)ので南面の窓を出来るだけ大きくし日照を取り入れる。
③入った熱を出さないため、トリプルガラスの窓やダブル断熱などで気密性能・断熱性能を高め・換気で失われる熱と湿度を回収できる換気設備の導入。
④失われる熱の補充や給湯ボイラーを稼働させるため屋根に太陽光発電を導入、さらに冬の北海道は屋根に雪が積もるため、外壁面にも太陽光発電を設置。補助暖房で薪ストーブの設置
⑤持続可能な住宅づくりから、ゴミにならない木造の構造と自然素材の内装、外壁にはカラマツ材の無垢材を素地で使用。
⑥太陽光発電の電気を夜間などでも有効に利用するため蓄電池の設置とEV電気自動車との電気のやり取りが出来るVtoHの採用。
⑦電気消費を抑えるため、高効率設備(暖房エアコン・エコキュート・LEDライトなど)の導入など。

今あげた項目が、化石燃料に頼らない、お財布にも環境にも優しい北海道の最新のSDGsエコ住宅性能となっております。 
 私は、目の前の人に「全ての良きことが全部あなたに起きますように」と思い天国言葉を発する。それが、いつも元気で笑顔でいられる自分の秘訣だと思っております。
 今回卓話の機会を頂き、自分の過去も整理することが出来ました。心より感謝いたします。

 ベンジャミン・フランクリンの13の徳目

 
 

「20年間に感謝して」
出村 知佳子 副会長 卓話

本日はこのような卓話の機会を頂きありがとうございます。
札幌北ロータリークラブに入会させて頂いてから、早いもので20年が過ぎました。入会当時は30代前半、今のプーワナット会員と同じような年代でした。
入会して間もなく、小林 博PGより、得意の英語活かしてみたら?と、お声かけ頂き、地区世界社会奉仕委員に加わらせて頂きました。その御縁で、最初にスリランカの視察に同行させて頂きました。初めて訪れた国で、人道支援事業の楽しさ、厳しさを経験させて頂きました。
その後、タイ東北に第1回地区WCS検証ツアーに参加させて頂きました。ロータリーの人道支援事業は、こんなにも地域の方に役立っているんだ…と感動と衝撃で、子供達の笑顔が今でも胸に焼き付いています。
その後は、10年程の間、東南アジアを中心に多くの財団事業等に関わらせて頂きました。
それぞれ、素晴らしい事業ばかりでしたが、2011年東日本大震災が起こります。その際にはタイ東北の友人達が、会員皆様からと街頭募金で集めた多額の義援金を震災発生の数日後に送ってくれました。そのお預かりした資金をもとに、福島でマッチンググラントを申請させて頂くことになり、まだ線量計のない保育園等150か所への線量計を配置する事業に地区とクラブで2つのマッチンググラントを申請をしました。現地での贈呈式には、スポンサーになって頂いたタイの地区からも御参加頂きました。想像もしていませんでしたが、支援をさせて頂いていた皆様から、支援を受けることになりました。
その後は、福島キッズキャンプ、甲状腺検査車両等、多くの財団事業にタイの皆さんと関わらせて頂きました。
国際大会の北海道ナイトは復興ナイトとして開催され、被災地やタイの皆様と復興を願いました。そしてその後は当クラブでも福島キッズキャンプin 札幌雪まつり等を実施し、藤城会長が旗を持って隊長として誘導して頂き、栗原会員や佐々木会員は運動会の準備等、多くの皆様に御協力頂き、チーム札幌北ロータリークラブの素晴らしさを学ばせて頂きました。
50周年の特別奉仕事業では、5つの素晴らしい事業が完了し、そ新たな会員も加わり、のチームが大きく成長していることを強く感じました。

この機会をお借りしまして、大好きな札幌北ロータリークラブに「ありがとう」をお伝えしたいと思います。
御清聴ありがとうございました。