第3回クラブフォーラム
第2235回例会(2021年10月4日)
「国際奉仕は、成長、仲間作り」
札幌手稲ロータリークラブ 地区国際奉仕・VTT委員会
髙張 氏 卓話
札幌北ロータリークラブの皆様こんにちは。
『国際奉仕は、成長、仲間作り』と題してお話させていただきます。
検証ツアーの参加、国際奉仕に携わることは、多くの方と仲間になり、ロータリー活動が楽しくなる。また世界を知り、子どもたちの成長を知ることで、自分も成長できるイメージが持てるが結論です。最初は前向きなイメージではなく、国際奉仕を理解することで変わっていきました。学び方は色々ありますが、自分のタイミングで学べるMy Rotaryも1つです。ラーニング&参考資料→ラーニングセンター→地区国際奉仕委員会(中級)です。
国際奉仕は、国際理解、親善、平和を促進するために大切です。実施する国の方とパートナーを組んで行い、お金だけを寄付すれば良いのではありません。実施国側パートナーは、地元企業や地域団体、自治体などと協力してファンドレイジングを行いプロジェクトに支援できます。援助国側パートナーは、海外で実施されるプロジェクトに助言や資金、技術支援といった支援を提供することができます。第2510地区で考えると、実施国側パートナーはタイの第3340 地区であり、水と衛生の事業、図書事業、レスキュー事業などがあります。
簡単に実行できそうですがそんなに甘くありません。お金だけもらい事業が進まないことも世界ではよくあります。当地区は、語学堪能で行動力のある出村会員のお力で信頼できる第3340地区と繋がり、継続して事業を行えております。完了した事業も多く先輩方のお力にも改めて感謝です。
連携が強化であるからこそ、コロナ禍で状況が変化しても、支援を迅速に対応できております。学校の生徒や先生400人以上が感染し、集落も厳しいロックダウン。そこで新型コロナウィルス緊急支援基金と共に、400個の支援BOXとレスキューBAGが自治体を通して届けられました。校舎を修築しより多くの授業を行う事業では、言葉の解釈で困難も起きておりますが、適宜修正し取り組んでおります。
重点分野を意識したプロジェクトは、地域社会の調査から始まり、分析結果の活用まで9つの工程を経て完結です。ここまで密に取り組むゆえ、世界の仲間作りとも言えるのではないでしょうか?国際奉仕は素晴らしい活動です。
我々は情熱を持って専門知識を備えながら、何より行動することが大切です。例えば水と衛生はなぜ必要なのか?我々は蛇口をひねれば美味しい水がただのように飲めます。しかし世界は広く水を汲んで笑顔。水を飲んで笑顔。安全な水と衛生は、人々の健康に必要なだけでなく、より良い生活、就学、尊厳にとっても不可欠であり、困難から立ち上がり力のある地域社会を作るのにも役立ちます。
当地区事業では、手洗いスタンド、石鹸を使って洗うこと、水を浄化して飲み水へ。導入して終わりではなくメンテナンスや習慣の定着など課題もあります。検証ツアーで訪問すると、現地で気づくこと気付かされることは多いです。ぜひ足を運び、自分の目で鼻で耳で感じましょう。
次に、基本的教育と識字率向上は教育を受けられない理由に所得格差、児童結婚、自然災害、戦争などがあげられます。我々はプロジェクトを立案しこの分野を支えることができます。当地区事業として図書の寄贈や奨学金、さらには手に職を持つため、料理や、裁縫、理美容訓練を実施しております。検証ツアーでは瀧澤会員自らが体を張ってツーブロックを体験。VTT事業は素晴らしい活動です。
お金を寄付しても人は育ちづらい。しかし手に職を持てば自分で未来を切り拓くことができます。Blessさんとの出会いでVTT事業の案が企画、実行、継続され自立した姿を知ることができました。この事業は学生達にとって大きな機会となっています。
検証ツアーは事業の進捗を確認するだけでなく、子供たちの成長を通して我々が成長することを感じる場です。国際奉仕は今をよくするだけでなく、これから未来へ向けて可能性を高めています。我々一人ひとりの行動が、とても大切なのではないでしょうか?
さあ行動しましょう!