第2215回例会

第2215回例会(2021年1月25日)

国際奉仕委員会担当
吉井 千博 委員長卓話

今日は、国際奉仕委員会担当ということで、今年度地区国際奉仕・VTT委員として、また今年度クラブの国際奉仕委員長として、卓話を担当させていただきます。
私と国際奉仕の関わりをお伝えできればと思います。
今までの報告等と重複する部分も多々あるかと思いますが、これはロータリーにおいての吉井マインドであるとご理解頂ければ幸いです。
私は黑川さんを推薦者として5年前に北クラブに入会しました。
それまでは、自分の会社を伸ばそうと必死で自分のことばかり考えていました。
その私がロータリーに参加して「奉仕」に出会いました。
それは、私自身の「世界観を広げたいという思い」に呼応してくれました。
自分の今までの生き方からは場違いともいえるこの場で何ができるのかを考え、まずは「大きく元気に拍手をすること」から始めました。
先日の次年度理事会でもお話しましたが、現在のコロナ禍で、例会も最初の握手がなくなり、会話も控えることとなりました。
ならば少しでも明るくするために、拍手を大きくすることを心掛けています。
次にこのクラブで自分が行動出来ることは、小林先生が20年間続けてきたスリランカへの事業に参加することとしました。
自費で数十万円を掛けて、旅行でもない奉仕事業に参加する。
これは正直、今までの自分では考えられないものでした。
実際に7日間会社を空けることの恐怖もありました。
でも杞憂でした。事業の詳細はクラブのHPからご覧頂くことが可能です。
是非、皆さんに見てほしいと思います。

ここで得ることができたのは
○自分の世界観を大きくすることができた
○ロータリーの醍醐味を目の前で見ることができた
○寝食をともにすることで、諸先輩の思いをたくさん聞くことができた
○社長不在の間、社員が普通に業務をこなしていた(自分が勝手に心配していただけだった)

出来るかどうかではなく、やるかやらないかの判断が、自分の大きな成長にも繋がった感じがします。

 


スリランカでは、車の走る道を野生の象さんが歩いていました。
羽を広げている孔雀もいます。ホテルでは1m級のオオトカゲにも遭遇しました。
動物好きの自分にはこれも天の惠みだと思いました。
スリランカ初代大統領のジャヤワルダナさんの記念館も訪ねました。
スリランカへの奉仕のきっかけでもあるとのことでしたが、第二次大戦後のサンフランシスコ講和会議において日本を救う言葉を仰って下さった親日の方です。
そして2つめのきっかけです。
それが、鈴木副幹事が修行と称していましたタイへの検証ツアーです。
これも更に自分を厳しい場所に置くことで開花できるものがあるならと参加を決めました。
5日間の検証ツアーですが、水と衛生、国際人道支援、識字率向上、経済と地域社会の発展GGなど、様々な奉仕における事業実施と現状の検証となります。
地区国際奉仕・VTT委員会の小冊子を昨年皆様に配布させていただいております。
是非今一度ご覧頂きたいと思います。
ただここで思ったことは、短期間で見て回る場所が多いため、現地に到着するとセレモニーがあり、記念写真を撮って移動、記念写真を撮って移動、といった流れで、しっかりとその場でどのように使われているのかという部分に触れている時間が短いことが残念でした。
しかしながら、子どもたちの笑顔がこんなにも可愛いのかというくらい、無邪気な子どもたちを見て、自分たちの支援がこんな遠い国で生かされているという実感も得られました。
まさにロタリーの醍醐味を体感したような気がします。
そしてカンボジアでは、時間のない中で強行してクラブの皆が準備した金魚のアクセサリーを子どもたちと一緒に作ったのは、本当に貴重な経験をさせていただいたとともに、日本から現地に届けたんだな〜と感慨深いものもありました。

まとめます
この40数名の会員でクラブが行っている仲間たちの日々の活動。
この活動が、確実に世界に届いていること、その枠を超え、地区の仲間たちと寝食を共にすること、木を見て森を見ずといいますが、ここでは敢えて森を見て木を大切にできるということを伝えたいです。
言葉では語り尽くせない諸先輩たちたちが築き上げてきたものやその思いを、自分たちが未来に伝承していかなければなりません。
入会5年はまだまだひよこだと思います。
5大奉仕とは何か、4つのテストから得られるもの、まだまだわかっていない、突き詰めてもいない自分ですが、この「世界で」活動しているロータリーを是非自分ごととして受け止めてください。
確実に自分自身が変わっていき、ロータリーの凄さも理解が深まると思っています。
最後にこの場をお借りして、地区委員にお声掛けいただきました出村さんには本当に貴重な経験をさせていただいていることに感謝申し上げます。
検証ツアーで仲良くなったおかげで、福井ガバナーの留萌RCへの公式訪問の際、ビジター参加で同行させていただきました。
財団のお手伝いもさせていただき、幌南RC羽部パストガバナーとも気軽にお話をさせて頂いています。
昨年は数多くの素敵なご縁をいただくことができました。ありがとうございます。
入会から日の浅い皆さんには、是非クラブでの活動から地区の活動を通して本当のロータリーの良さ、楽しさ、そして厳しさも併せて経験をしていただけると更に充実したロータリーライフを送れると思いますので、頑張っていきましょう。
ご清聴ありがとうございました。