第2206回例会

第2206回例会(2020年9月7日)

米山記念奨学委員会担当
委員長 谷口昭博

日本のロータリークラブの父である米山梅吉氏。
1952年に東京ロータリークラブの発案により、青少年に手を差し伸べ、国際理解と平和を愛した米山梅吉氏の功績を記念して海外からの留学生に奨学金を授与する事業として米山記念奨学事業が始動する事となった。
後に日本全国のロータリークラブの共同事業として浸透した。
多くの留学生の支援活動を行った結果、奨学金の恩恵を受けた奨学生は、それぞれの母国で活躍する一方、日本に留まり素晴らしい活躍をして国際理解と親善、そして平和に大きな貢献を果たしている。
この米山記念奨学事業における歴史と意義を会員に理解頂く事が当委員会の活動方針です。
本日は、15年前に米山奨学生でありました、現在、札幌モーニングRCに所属されておりますジョンジャリョン様をお招きしまして、卓話を通して奨学生の背景を知る事で理解を深めたいと思います。
尚、ジョンジャリョン様は、現在は韓国関連ビジネスのお仕事をされており、ご活躍されておられます。

 

(株)コリア・ネットワーク 代表取締役
鄭 子龍 氏 (札幌モーニング RC)

皆さん、こんにちは!
韓国には、金、李、朴、崔、鄭の5代苗字が、人口の半分くらいを示していますが、本貫というその苗字が発祥した地域を入れると、実際、たとえ金でも色んな金があり、苗字の数は日本とそんなに変わらない種類が存在します。
名前も、陰陽五行説によって同じ代に同じ字を決めて使うので、兄弟同士は同じ一文字を共有します。
私は、慶州・鄭という苗字で、古い新羅時代から存在し、69代目になります。
名前は、元々宗家からもらった名前に登録することが一般的ですが、新しいもの好きの親のお陰で、辰年の親が作ってくれた子龍という児名でそのまま住民登録されました。
子供の頃から獣医師を目指し、獣医師になりましたが、もっと勉強したという思いで北海道大学・大学院の獣医学研究科・博士課程に留学しました。
留学生時代には米山奨学生になって、世話クラブだった札幌モーニングRCには、大変お世話になりました。
その後、北大の研究員や講師を経て、(株)コリア・ネットワークを立ち上げた際に、恩返しの思いでロータリアンになりました。
仕事は、韓国と北海道の架け橋の役割をする色んな事業を行っています。
これからは、新しい時代の変化に合わせ、新たな挑戦もしてまいりたいと思います。
ありがとうございます。