第 3 回クラブフォーラム
(2020年02月17日)
吉井 千博 会員
昨年度はスリランカへの事業検証に参加させていただきました。
引き続き今年度はタイ、カンボジアの地区VTT・国際奉仕委員会の検証ツアーに参加させていただきました。
ツアーの内容は皆様ご存知の通り、地区が行なっている様々な事業、多くは水と衛生に関わりますので、設置運用中の水飲み場等が現状しっかりと利用されているかどうかの確認と検証が主だった内容です。
今回はこれを丁寧にお話するのではなく、私自身が観光気分ゼロで、純粋にロータリーが世界で何をしているのかを「見た」「感じた」ことを発表させていただこうと思います。
特に印象深かったのは2点。
○訓練校にて、大浦会員が料理を教えてこられた子どもたちの教室。
当時は何もない、ただの部屋だったところが、きちんと整理されたキッチン、決して充実しているわけではありませんが、調理器具や材料が整然と置かれ、子どもたちが作ったスイーツを見て
「これは本当に大浦さんに見てほしかった。」と涙ぐむ出村さんを見て、持続的に行う奉仕を初めて目の当たりにした自分の胸にも強く刻まれたことです。
○タイでは生まれたばかりの赤ちゃんが2時間に1人捨てられています。
その子どもたちを国王が救い、手に職をつけ、ドロップアウトしないようにと作られたのがロイヤルキングスククールです。
この度は、そのうちの理・美容学校に北クラブの草間会員から器具一式が贈られ大変感謝されました。
これから技術を学んでいくという生徒に、瀧澤会員が自ら「髪を切ってもらう」という勇気ある行動に出て、今や「Mr.HERO」と呼ばれるという一幕は、笑いあり涙ありで、皆の疲れた体が癒やされたワンシーンでした。
私達が所属する北クラブでは地区でも有数の国際奉仕に力を入れているクラブです。そして、その先駆者である小林博会員、出村会員がクラブに在籍していることが如何に恵まれたことかを実感しました。
この卓話でお伝えしたいことは、日々、ロータリーの友や、卓話を通じてどこか他人事になっている世界へ行なっている「いいこと」「つなぐこと」「機会の扉を開くこと」これを、ぜひ、私を含め入会間もない会員皆が「体験する」ことに、一歩踏み出してもらいたいということです。
普段触れ合わない他クラブの先輩たちからも、新たな気づきを頂戴できます。
さあ、次年度に向けて、一歩踏み出そう!!
委員長 林 里紅
本日は国際奉仕委員会担当フォーラムでございます。
皆様楽しみにされておりました吉井会員の卓話でございます。
本日のフォーラムは、タイ・カンボジア検証ツアーに参加されました、出村会員、斉藤会員、鈴木会員、瀧澤会員、プーワナット会員そして吉井会員のお力で開かれましたフォーラムでございます。
国際奉仕活動にご尽力されております皆様のお話を聞かせて頂き勉強させて頂きました。
吉井会員の卓話終了後、「私たちに出来る国際奉仕」と題してのテーブルディスカッションを行いました。
大変短い時間の中での意見交換でしたが、各テーブルとも大変盛り上がり積極的な意見交換が出来たように思えます。
代表して若狭会員からご意見が発表されました。
「発展途上の国への支援の他にも今現在、世界で起こっている問題の根本には地球温暖化という重大な問題があります。
ロータリーで取り組んではどうか」というご意見でした。
フォーラムの最後には小林先生からもお言葉を頂き夜間フォーラムは終了致しました。
ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。